健康診断アフターフォロー

生活習慣病は専門医と無理のない治療で向き合う
生活習慣病は
専門医と無理のない治療で
向き合う

健康診断で数値異常と診断された方へ

放っておくことの危険性

高血圧、脂質異常症や糖尿病などの生活習慣病は、初期の段階は症状がなく問題ないと感じることがありますが、
適切な対応がされないと深刻な影響を引き起こすことがあります。

高血圧
高血圧

高血圧は、血圧値が長期的に高い状態を指します。このような状態は心臓に負担をかけ、心臓病や脳卒中などの慢性的な疾患を引き起こす可能性が高くなります。

脂質異常症
脂質異常症

血液中のコレステロールやトリグリセリドのバランスが崩れた状態を指します。これらの脂質が過剰に蓄積すると、動脈硬化や心筋梗塞などの原因となります。

Point

生活習慣病は、適切な食生活や適度な運動、ストレスの管理などによって防ぐことができます。
放置すると、さらに治療を要する疾患を引き起こす危険性が高くなります。
また、健康だけでなく社会・経済的な負担も引き起こします。
例えば、仕事や家庭などの日常生活に影響を与えたり、医療費や介護費などの経済的な負担が増大することがあります。

point

生活習慣病疾患の解説

高血圧

高血圧とは、血圧が正常範囲よりも高くなっている状態で、 収縮期血圧(上の値)が140mmHg以上、拡張期血圧(下の値)が90mmHg以上の状態が続いた場合、高血圧症と診断されます。高血圧は日本人にとても多い病気で、わが国の高血圧者数は4300万人、40~74歳の人のうち男性は約6割、女性は約4割が高血圧と言われます。自覚症状があることが少なく、診療を後回しにしてしまう方もいらっしゃいますが、血管や体のいろいろな臓器に悪い影響を与え、心臓や脳の血管の病気に繋がるので、予防としての治療が重要となります。本人にとって目標となる血圧の値は年齢や持病により異なりますので、健診で高血圧を指摘された場合、一度は医師に相談してみるとよいでしょう。

<血圧の測定>

病院での血圧の値に加えて家庭で測定した血圧が重要であることが分かっています。薬局や量販店で血圧計を購入し、測定してみることをお勧めします。

血圧計は、高価なものである必要はありません。手首で測定するタイプのものもありますが、正確性の点では腕で測定するタイプが良いでしょう。血圧手帳やスマートフォンを利用して、基本的に朝1回の血圧測定から始めるのが良いですが、内服治療を開始した場合は夜の飲酒後および入浴後の血圧測定を実施して、血圧の下がりすぎがないか(過降圧)を一度医師に相談してみるとよいでしょう。特に高齢の方では血圧の 日内変動が大きいため、特に夏の間は過降圧にならないように留意する必要があります。

<高血圧の治療>

血圧を下げる方法としては、食事、運動、節酒、禁煙、内服薬があります。年齢やライフスタイルに合わせて運動と食事療法、投薬を組み合わせて治療を行います。

食事療法:減塩の目標は1日6g未満です。先ずは努めて薄味に慣れることから始めるのがよいでしょう。香辛料を上手に使用して塩分が含まれていなければ味付けをすることも効果的であると言われています。
運動:少し息があがるぐらいの強度で30分以上、なるべく頻度を増やして行う事が目標です。ただしリスクが高い方の場合は冠動脈疾患、大動脈疾患、脳血管疾患の有無を評価してからの運動開始する方が安全な場合があるので一度医師に相談してみるとよいでしょう。必要に応じて冠動脈CT、心エコー、頸動脈エコー、大動脈CT、頭部MRI等によって血管の状態を評価します。
節酒:適量な飲酒量の目安は1日にビールなら中ビン1本、日本酒なら1合程度と言われています。飲酒と高血圧については多く研究があり、適量では血圧を下げる効果がありますが、適量以上となると血圧が上昇すると言われています。
禁煙:喫煙者では禁煙は最も有効な降圧方法のひとつです。

参考文献:高血圧治療ガイドライン2019

脂質異常症

脂質異常症(高脂血症)というのは、血液中の脂質、具体的には血液の中の「コレステロール(特にLDLコレステロール)」や「中性脂肪(トリグリセライド)」が高い状態のことです。脂質異常症の治療の目的は、動脈硬化を予防して、心筋梗塞や脳梗塞などの心臓病や脳卒中・その他の血管が詰まる病気を予防することです。

<動脈硬化>

動脈硬化というのは、心臓から体の各部分へと血液を運ぶ血管(動脈)が硬く、もろくなる状態のことです。動脈の内側の壁にコレステロールが溜まり血管が狭くなると血液の流れが悪くなったり、さらに進むと血栓(血のかたまり)ができて血管が詰まったりすることで大きな問題となります。日本の死因の第1位は「がん」ですが、狭心症や心筋梗塞などの心臓の病気と、脳出血や脳梗塞などの脳卒中も、死因の多くを占めています。これらは動脈硬化が原因となって起こる血管の病気です。動脈硬化は年齢と共に進行しますが、様々な原因によってさらに進んでしまいますが、問題となる原因を早めにとり除いていけば、進行を遅らせることができます。脂質異常症は通常自覚症状がありませんが、心臓や脳、血管の病気の原因となるため、健康診断などの機会を利用して、早い段階で見つけることが大切です。

<脂質異常症>

先ずは食事・運動により改善を目指し、改善が難しい場合は薬による治療をします。高血圧や糖尿病が同時にある方や、既に心臓・脳血管の病気がある方などは積極的に治療をする必要がありますが、できれば食事・運動で直したいという方も多いので、それぞれの患者様に合わせて治療方法を決めるのが良いでしょう。

参考文献:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版

肝機能障害

<肝臓の役割>

肝臓はお腹の右上にあり、以下のような3つのはたらきがあります。
1: 体に必要な蛋白の合成・栄養の貯蔵
肝臓は胃や腸で分解、吸収された体に欠かせない栄養素を利用しやすい物質にして貯蔵し、必要に応じてそれらを分解してエネルギーを作り出します。必要以上のエネルギー(お酒の飲み過ぎや、食べ過ぎ、肥満など)が取り込まれると、肝臓に脂肪が多く蓄積し、肝臓機能の低下の原因になります。
2:有害物質の解毒・分解肝臓は、私たちが摂取した物質(アルコールや薬など)や体に生じた有害な物質を、毒性の低い物質に変えるはたらきがあります。変えられた物質は尿や胆汁として排泄されます。 
3:食べ物の消化に必要な胆汁の合成・分泌
肝臓は脂肪とタンパク質を分解しやすくするはたらきのある胆汁を分泌しています。この胆汁のはたらきによって脂肪やタンパク質が腸から吸収されやすくなります。

<肝機能異常>

肝機能異常は健診などの血液検査で初めて指摘されることが多く、ほとんどの場合、初期の段階では症状がありません。
肝臓は沈黙の臓器と言われ、肝臓に病気が起こっても、他の部分が肝臓の機能を補う働きがあるため、中々症状が現れないためです。
ただし、病気がある状態を放置していると、慢性肝炎から肝硬変へと進むことがあり、肝臓がんなどを引き起こすことがあります。健診で異常を指摘された場合は、一度医療機関に受診し治療につなげましょう。

<肝機能異常の原因について>

肝臓病の原因は主に、生活習慣、アルコール、ウイルスがありますが、その他(胆石、薬剤性、自己免疫性など)の原因によって肝機能異常が出現することもあります。
原因を調べるために、医師と相談して先ずは血液検査、腹部超音波(エコー)検査により、原因や現在の状態を調べてみるのが良いでしょう。
これらの原因の中で、特に近年増えているのは、生活習慣による脂肪肝です。脂肪肝とは肝臓に脂肪がたまる病気です。食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足、肥満の他、極端な食事制限など無理なダイエットをした人も脂肪肝になることがあります。 従来は軽い病気と考えられてきましたが、炎症を伴い肝臓の細胞が障害されるタイプ(非アルコール性脂肪肝炎:NASH)が知られており、さらに重い疾患に進展していく場合もあります。糖尿病、脂質異常症、高血圧などの生活習慣病との関連が強いことから、生活習慣を改善していくことから開始し、重い疾患に進展しないような予防が治療となります。

参照:NAFLD/NASH診療ガイドライン2020

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生活習慣病と向き合うためのクリニック選び

専門性で選ぶ
専門性で選ぶ

生活習慣病とは、様々な病気の総称です。
合併症のリスクが高く、安易なクリニック選定は危険です。
健診の結果を元に専門的かつ多角的にアドバイスができる生活習慣病のかかりつけ医を見つけることがポイントです。

無理のない計画性で選ぶ
無理のない計画性で選ぶ

生活習慣病と長く向き合う上で、無理な計画が原因で通院することが苦になってしまったり、途中でクリニックに行かなくなってしまわないよう、
無理のない計画で提案してくれたり、話し合いのもと進めてくれる医師と治療に向き合うことが重要です。
クリニックの専門性や医師を総合的に見て選ぶことをオススメします。

利便性で選ぶ
利便性で選ぶ

長く通院する、途中で行かなくなってしまわないために利便性も非常に重要です。
家から近い、駅から近い、職場から近い、仕事終わりでも通える、土日も診療しているなど自分のライフスタイルに合うクリニックを選ぶことが生活習慣病と向き合うためのポイントです。

健康診断のアフターフォローに力を入れる
当クリニックの強み

point 01幅広い専門性

当クリニックは循環器専門医、肝臓専門医が在籍しているため、生活習慣病の包括的なサポートが可能です。
不安な事や困り事はお気軽にご相談してください。

幅広い専門性
point 02無理のない計画の提案

生活習慣病の各疾患に対応できる専門医が複数名在籍しているため、最良のご提案ができるように患者様とのコミュニケーションを重視し、患者様の意見・希望を含めて無理のない計画を導き出せるように心がけております。

無理のない計画の提案
point 03アクセス良好・土日も診療

相鉄線二俣川駅から徒歩3分と非常にアクセスが良く、近隣の方はもちろん、横浜駅からの通勤でご利用の方にも多くご利用いただけます。
土日も診療していますので、忙しいビジネスマンの方にも通院し易いように診療体制を整えてお待ちしております。

アクセス良好・土日も診療
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クリニック情報

8:30 ~ 11:30
14:30 ~ 17:30

*日曜日の診療は第1日曜日の午前中のみ

<担当医師>

午前 午後
月曜日 水越(内科・循環器科)
火曜日 井守(内科・循環器科)
水曜日 井守(内科・循環器科)
木曜日 井守(内科・循環器科)
金曜日 鈴木(内科・循環器科)
土曜日 高橋(肝臓科)【第1、3週】
大利(呼吸器科)【第2、4週】
井守(内科・循環器科)
井守(内科・循環器科)
日曜日 井守(内科・循環器科)【第1週】

<所在地>

〒241-0821
横浜市旭区二俣川一丁目45番地89浅野ビル3階

<アクセス>

二俣川駅北口から徒歩3分
駐車場をご利用の方は電話でお問い合わせ下さい
目の前にバス停 二俣川銀座があります
(相鉄バス 旭21/23/32系統)